【洗濯機全般】洗濯槽のお手入れ方法は(洗濯槽クリーナーを使った槽洗浄)
洗濯物に茶褐色や黒い汚れが付いたり、臭いが気になる場合は、別売品の洗濯槽クリーナーで槽洗浄をしてください。
茶褐色や黒い汚れは、洗濯槽の裏側についた黒カビです。洗濯槽クリーナーを使うと、つけおき洗いで洗浄剤を浸透させて洗濯槽についた洗剤残りや黒カビをしっかり分解、洗い落とします。
黒カビの発生を予防する方法については、下記をご確認ください。
>洗濯槽の黒カビ予防は(槽乾燥と漂白剤を使った槽洗浄)
洗濯槽クリーナーを使った槽洗浄についてご紹介します。
槽洗浄コースの種類と選び方
「槽洗浄」コースはつけおき洗いで槽をゆっくりしっかり洗う運転です。機種によっては。所要時間が短縮できるコースが搭載されている場合があります。
●「約30℃槽洗浄」コース(ドラム式洗濯乾燥機)
通常の「槽洗浄」コースは、約11時間(機種によっては約6時間)かかりますが、「約30℃槽洗浄」コースの所用時間は約3時間です。通常の「槽洗浄」コースよりも同等の効果で、所要時間が短縮できます。
短時間で槽洗浄を行いたい場合は、「約30℃槽洗浄」コースの使用をおすすめします。
>【ドラム式】「槽洗浄」コースと「約30 ℃槽洗浄」コースの違いは
使用できる洗濯槽クリーナー
洗濯槽クリーナーは、当社の洗濯槽クリーナー(別売品)を使用してください。高濃度塩素成分で洗濯機の槽についた黒カビをしっかり分解します。
>洗濯槽の除菌、黒カビ除去に![塩素系]洗濯槽クリーナーはココが違う
当社の洗濯槽クリーナーは商品をお買い求めになった販売店、または公式通販サイトでお買い求めください。
>公式通販サイトで購入する
ドラム式洗濯機用 洗濯槽クリーナー(塩素系)
品番:N-W2(1回分 750mL)
タテ型洗濯機用 洗濯槽クリーナー(塩素系)
品番: N-W1A(1回分 1500mL)
※N-W1Aは、N-W1の後継品です。
N-W2(ドラム式洗濯機用)と
N-W1A(タテ型洗濯機用)の違いは
容量が異なります。
ドラム洗は使用水量が少ないため、約半分の容量でも槽洗浄に十分な効果があることを確認しています。
N-W2を縦型洗濯機に使用した場合は、十分な洗浄効果が得られない場合があります。
市販の洗濯槽クリーナーやカビ取り洗浄剤(カビキラー等)は、泡立ちが多すぎて途中で排水し、十分な効果が得られない場合があります。(タテ型洗濯機は泡があふれたり、槽に泡が残ることがあります)当社としては保証いたしかねます。使用するときは、容器の記載に従ってお使いください。また重曹、クエン酸、酢も使用しないでください。
●浄化槽での使用について
浄化槽は微生物の働きなどを利用して汚水を浄化し、きれいな水にして放流するための施設です。
洗濯槽クリーナーには残留塩素成分が含まれています。この残留塩素成分により、微生物を死滅させることがあります。
洗濯槽クリーナーをご使用の際は、ハイポ(塩素中和剤)を入れて、中和してください。ハイポは最寄りの薬局などでご購入ください。
<投入タイミング>
槽洗浄コースの残り時間表示が1時間になったら、ハイポを入れてください。
<投入量>
N-W2(1回分 750mL)の場合:ハイポ100g
N-W1A(1回分 1500mL)の場合:ハイポ200g
槽洗浄コースの使い方
槽洗浄コースの使い方を代表的な機種を例にご紹介します。
運転方法は機種によって異なります。詳しくは取扱説明書をご確認ください。
▼ドラム式洗濯乾燥機の場合
▼タテ型洗濯機の場合
ドラム式洗濯乾燥機
準備:排水フィルターのゴミを取り除く
>排水フィルターのお手入れ
- 衣類を入れずに、「電源」を入れる
- 「お手入れ」やコース一覧から「槽洗浄」コースを選びスタート
- 給水が終わったら一時停止
<一時停止のタイミング>
給水が始まり約1分たったら、一時停止してください。
- 洗濯槽クリーナー(N-W2・1本分)をすべてドラム内に入れる
<洗濯槽クリーナー使用時の注意点>
洗濯槽クリーナーを使用する際は、十分に換気をしてください。刺激臭が発生し、気分が悪くなるおそれがあります。またゴム製の手袋、目の保護にメガネ等を着用してください。
- ドアを閉め、「スタート/一時停止」を押して再スタートする
つけおき洗い、すすぎ、脱水を行います。
- ブザーが鳴ったら終了
槽洗浄コース終了後は、排水フィルターや排水口も合わせてお手入れをしてください。
>排水フィルターのお手入れ
>洗濯機の排水口のお手入れ
タテ型洗濯機
- 衣類を入れずに、「電源」を入れる
- 「お手入れ」やコース一覧から「槽洗浄」コースを選びスタート
・糸くずフィルターは取り付けたまま、槽洗浄を行う
(糸くずフィルターのゴミはあらかじめ取り除いてください)
- ブザーが鳴り、OPEN表示されたらふたを開ける
・OPEN表示されない機種は、「一時停止」ボタンを押してからフタを開ける
- 洗濯槽クリーナー(N-W1A・1本分)をすべて入れる
<洗濯槽クリーナー使用時の注意点>
洗濯槽クリーナーを使用する際は、十分に換気をしてください。刺激臭が発生し、気分が悪くなるおそれがあります。またゴム製の手袋、目の保護にメガネ等を着用してください。
<風呂水をお使いのときは>
風呂水吸水ホースも洗ってください。風呂水吸水ホースの洗浄用に、洗濯槽クリーナーを約200 ml取り分けておいてください。
▼風呂水吸水ホースの洗浄
- フタを閉め、「スタート/一時停止」を押して再スタートする
つけおき洗い、すすぎ、脱水を行います。
- ブザーが鳴ったら終了
槽洗浄コース終了後は、糸くずフィルターや排水口も合わせてお手入れをしてください。
>糸くずフィルターのお手入れ
>洗濯機の排水口のお手入れ
「- -」という表示で、
残り時間がわからないときは
9時間50分以上残り時間があるとき、機種によっては残り時間が「- -」と表示される場合があります。これは、10時間以上を表示することができない仕様のためです。
槽洗浄の残り時間が9時間50分未満になるまでお待ちください。
風呂水吸水ホースの洗浄
- 風呂水給水ホースを準備する
フィルターを外し、ホースをひもで束ねます。
- 水道水(約18L)に洗濯槽クリーナー(約200ml)を入れる
- ホースを入れ、5回以上回転させて、空気を抜く
ホース内を洗浄液で満たすため、必ず行ってください。
- 10時間以上つけ込み、取り出して水道水で十分にすすぐ
すすぎが不十分な場合、衣類が漂白されます。