【ドラム式洗濯機】乾燥運転で衣類が乾かないときは
乾燥運転で衣類が乾かないときは、乾燥フィルターのお手入れや衣類の量や種類を調整すると改善する場合があります。
特に、乾燥フィルターのお手入れが不十分だと、乾燥能力が低下する要因になります。衣類が乾かないときの対処方法をご紹介します。
寒くなる前まで乾燥できていたときは
洗濯機の乾燥機能は、取り込んだ空気を温め、衣類を乾かす仕組みです。そのため取り込む空気の温度が低いと、空気をあたためるのに時間がかかり、乾燥時間が長くなったり、乾燥効率が低下する要因になります。寒くなる前まで乾燥できていた場合には、しばらく様子をみていただくことをおすすめします。詳しくは、下記をご確認ください。
▼室温が低くありませんか?湿度が高くありませんか?
なお、終了ブザーが鳴った後、ドラムまたは洗濯・脱水槽内に長時間衣類を放置すると、外部から入り込んだ空気によって衣類が冷たくなり、湿っていると感じる場合があります。詳しくは下記をご確認ください。
>【洗濯機全般】夜に乾燥運転をして、朝まで放置すると衣類が湿っているように感じるときは
・洗濯機の上に物を置いて運転していませんか?
・衣類の量が多すぎませんか?
・タオルを多く入れ「洗濯~乾燥」運転していませんか?
・室温が低くありませんか?湿度が高くありませんか?
・改善しないときは
フィルターが目詰まりしていませんか?
乾燥フィルターに目づまりが発生していると乾きが悪くなる可能性があります。乾燥フィルターをお手入れしてください。
わた状のゴミがなくても、網目が目詰まりしている可能性があります。ぬるま湯でのお手入れが必要です。
>乾燥フィルター・乾燥経路のお手入れ
洗濯機の上に物を置いて運転していませんか?
ヒートポンプ乾燥方式のドラム式洗濯乾燥機は、洗濯機の天面にある乾燥フィルターが吸気口になっており、天面の右角には排気口があります。低温風パワフル乾燥方式のドラム式洗濯乾燥機(cuble)は、天面の右角に排気口があります。洗濯機の上に物を置いて運転すると、給排気口がふさがれ、乾燥効率が低下する原因となります。給排気口を、ものや衣類などでふさいでいる場合は、取り除いてください。
▼ヒートポンプのドラム式洗濯乾燥機の場合
▼低温風パワフル乾燥のドラム式洗濯乾燥機(cuble)の場合
衣類の量が多すぎませんか?
衣類の量が多い場合は乾燥がうまくできない場合があります。衣類の量が多すぎたり、詰め込んでいたりすると、衣類が固まって、乾きムラになる場合があります。各コースに応じた容量以下にしてください。また、衣類は洗濯ネットから取り出して、ほぐして入れてください。
<コースと容量>
タオルを多く入れ「洗濯~乾燥」運転していませんか?
「脱水」でドラムにタオルが貼りついて乾きが悪くなります。他の衣類(2~3割程度)とあわせて「洗濯~乾燥」運転してください
>「洗濯~乾燥」後の衣類がドラムに貼り付くときは
室温が低くありませんか?湿度が高くありませんか?
パナソニックのヒートポンプ乾燥は、取り込んだ空気を加熱器で温め、約65℃の大風量の低温風を衣類に当て、衣類から水分を吸収して乾燥します。また低温風パワフル乾燥(cuble)は、取り込んだ空気をヒーターで温め、室温プラス約15℃の低温風を衣類に当て、衣類を乾かします。そのため、室温が低いと、取り込んだ空気を加熱器やヒーターであたためるのに時間がかかり、乾燥時間が長くなります。また乾燥効率も低下します。
特にガレージや通路など、洗濯機を屋外に設置している場合は、環境の影響を受けやすくなります。寒くなる前まで乾燥できていた場合には、しばらく様子をみていただくことをおすすめします。
また周囲の湿度が高い場合や、閉め切った狭い部屋に設置している場合も、除湿能力が低下することがあります。特に温風パワフル乾燥(cuble)は、乾燥時の湿気を室内に排気しながら乾燥します。換気が不十分だと、設置場所の湿度が上がる場合があります。窓、壁、床の結露する原因にもなりますので、十分に換気をしてください。
改善しないときは
各項目を確認しても改善がない場合は、点検・修理が必要です。
電源プラグを抜いて、お買い上げの販売店、またはパナソニック修理ご相談窓口に点検・修理をご依頼ください。